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【東京市場】前日の反動で円安、実需の動きも
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9日の東京市場では本邦輸入の円売り・ドル買いを受けて、ドル円のショートカバーが誘発される展開だった。
昨日の円急伸の反動が出た。
ドル円は92円台前半から93円台半ばまで反発した。
クロス円にも巻き戻しが入り、ユーロ円は128円ちょうど付近から130円台序盤まで、ポンド円は148円台序盤から150円台半ばまで戻した。
本邦投資家やファンド勢など昨日の海外市場からのショートポジションが解消された模様。
この日は発表された豪雇用統計では、失業率が予想ほど上昇しなかったが、雇用者数の減少幅は市場予想並だった。
クロス円が反発する中、豪ドル円は71円台後半から73円ちょうど前後まで戻した。
午前中心にドル円、クロス円ともに売買は厚かったとの指摘があった。
◆クロス円の反発受けてドル安、豪ドル上値重い クロス円の上昇を受けてユーロドルやポンドドルなどでドル安も進んだ。
ユーロドルは1.38台半ばから1.39台序盤まで、ポンドドルは1.60台前半から1.61台序盤まで上昇した。
豪ドル/ドルは0.77台半ばから0.78台前半まで戻した。
予想を下回る豪失業率が豪ドルをサポートした面もあるが、豪資源大手と中国の関係悪化が懸念される中、上値は重かった。
最終需要低迷や在庫の積み上がりを受けて中国の資源需要が鈍っているとの見方も豪ドルの重石だった。

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