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【ロンドン市場】円高水準で揉み合い、戻り鈍い
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8日のロンドン市場は、各株式市場が落ち着いた値動きとなったことでリスク回避の動きは一服した。
各主要通貨は、ロンドン早朝に円高・ドル高が強まる場面があり、ドル円94円手前、ユーロ円130.40レベルと東京市場から一段安になった。
しかし、欧州および米株指数先物が方向性に欠けた揉み合いとなったことで、短期筋の買い戻しも入り、ドル円94.40レベル、ユーロ円131.40レベルまで反発した。
6月英HBOS住宅価格が前月比で予想外のマイナスとなったことで、ポンド売りが強まった。
ただ、ポンドドルは1.60台半ばから1.61台前半での振幅、ポンド円も151円手前から152円台前半でのレンジ相場となり、値動きは限定的だった。
ユーロ圏の第1四半期GDP確報値は前年比がマイナス4.9%と速報段階と比べて0.1%下方修正されたが、目立った反応はなかった。
また、ドイツの5月鉱工業生産は前月比プラス3.7%と事前予想を大幅に上回ったことで、ユーロドルが1.3940レベルと本日の高値を更新した。
ユーロポンドは0.86台前半から0.86台後半へと上昇した。
その後は、NY市場序盤に経済指標発表などのイベント予定がないことから、株式市場をにらんだ揉み合いが続いた。
ダウ平均先物はプラス圏を維持できず、上値の重い展開だった。
為替市場は、ロンドン前半に形成されたレンジ内での揉み合いが続いた。
◆G8声明草案、通貨問題への言及避ける内容 G8声明草案が報じられた。
経済・金融の安定には大きなリスクが残っている、株式市場の回復など安定の兆候がみられる、中期的な財政の持続可能性を確実に、物価安定・財政持続性にそった景気刺激策を、回復が確実になれば出口戦略の準備が必要との認識で一致、タックス・ヘブンへの早急な対応にコミット、ドーハラウンドの早期妥結にコミット、などの内容だった。
通貨問題に関しては直接の言及を避けていた。

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