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【ロンドン市場】対欧州通貨でのドル高の流れ一服
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8日のロンドン市場では出資報道でポンドが上昇。
リスク回避の円買いの動きが見られたが、ドル円、クロス円は米株価先物が しっかりと推移したことで下げ幅を埋めた。
◆ユーロドル アジア系中銀のユーロ買いで底固い動き ユーロドルは1.5300前後から1.5375レベルまでユーロ高・ドル安推移。
東京市場からの下げ幅を埋めるには至らなかったが、アジア系中銀の ユーロ買い観測があった中、下値を切り上げた。
トリシェ総裁は、これまでと同様に成長の下ブレリスクを認めつつも、 インフレを強く懸念した発言を並べ、タカ派的な姿勢を維持した。
ただ、インフレに対する見方は先月と同じだとも語った。
◆ポンドドル 米ベスト・バイによる英企業への出資報道でポンド高 ポンドドルは1.9510レベルから1.9613レベルまで上昇。
米家電量販最大手のベスト・バイが携帯電話販売の英カーフォン・ウェアハウスに 出資すると報道されポンド買いとなった。
出資総額は11億ポンドとなる見込み。
英中銀の政策金利発表では市場予想どおり据え置きとなった。
ただ、利下げの思惑があったため、発表後はポンドの売買が交錯し、 ポンドドルは1.9545-1.9600レベルで振幅した。
◆ドル円 リスク回避の動きで下落するも、下げ一服後は戻す ドル円は欧州株式市場で金融株が下落したことから103.66レベルまで 円高・ドル安推移。
ただ、米株価先物が買い優勢となったため、 104円台まで戻した。
◆クロス円 下げ一巡後は反発の動き ユーロ円は159.04レベルまで軟調に推移した後、160.40レベルまで反発。
ポンド円は202.37レベルまで水準を切り下げた後、204.41レベルまで上昇した。
リスク回避の反応が一時的だったほか、欧州通貨が対ドルで堅調だったことが サポートとなった。
◆トリシェECB総裁「現行の姿勢はインフレ抑制につながる」 トリシェECB総裁は金利据え置きの決定は全会一致で、現行の姿勢はインフレ 抑制につながるとした。
高い設備稼働率により、賃金の伸びが高まる可能性が あるとし、賃金インフレリスクが最も重要な問題と指摘した。

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