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M&Aに中国独禁法の壁(時流超流)
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- 「思っていたより深刻。最近は、日本企業同士の経営統合であっても、とにかく早く、中国向けの輸出や生産状況を把握するよう助言している」 ある法律事務所のM&A(合併・買収)担当の弁護士は眉をひそめる。 2008年8月の中国初の独占禁止法施行から約11カ月。中国当局が次々と話題の国際M&A案件に介入する中、内外の関係者の注目を集めた案件があった。三菱レイヨンによる英ルーサイト・インターナショナルの買収だ。 「新規投資」を禁止 三菱レイヨンは昨年11月、10年越しの意中の相手だったルーサイトを約16億ドル(約1600億円)で買収すると発表。ルーサイトは液晶や自動車の部品に使うアクリル樹脂原料、メタクリル酸メチル(MMA)モノマーの世界最大手で、同4位の三菱レイヨンはシェア35%を握るトップに躍り出る。

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