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暴走する“銀信政”の錬金術(前編)(中国発 財経)
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- 「“銀信政”錬金術」 財経記者 張宇哲/張曼/方会磊 5月初め、河北省農村信用社聯合社*が計画していた総額300億元(約4200億円)規模の金融商品が、当局からストップをかけられる事件が起きた。その理由は、農村信用社の貸付用途にそぐわないというものだった。 *農村信用合作社は中国の農村部で預金や融資を行う地方金融機関。日本の信用組合や農協の金融部門に相当する。聯合社は複数の合作社による省や地域レベルの連合機関。 それは、よくある見慣れた金融商品ではなかった。投資家から集めた資金を、一種の迂回ルートを通じて最終的に河北省各地のインフラ建設プロジェクトに投資する。300億元のうち80億元(約1120億円)は石家荘市(河北省の省都)のプロジェクトに向けられるはずだった。

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