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【NY市場】ダウ底堅く 下げ取り戻す展開
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6日のNY為替市場は、ロンドン時間の下げを取り戻す動きとなった。
序盤は原油急落などもあり、株式市場が軟調に始まったことで、ネガティブな雰囲気が強く、欧州通貨が売られ、円相場も円買いの動きが見られた。
きょう発表になったISM非製造業景気指数は予想を上回る内容だったものの、反応は限定的だったことからも、警戒感の強さが伺えた。
しかし、株式市場でダウ平均が下げ渋ったことから、終盤にかけて戻す動きが強まり、為替市場もロンドン時間の下げを取り戻す動きとなった。
G8や決算発表を控え、一旦、リスク資産を減らし、次の展開を見極めようという雰囲気も強い。
◆G8、準備通貨の言及なし 出口戦略より回復戦略優先も カナダ政府筋から8日からイタリアで開かれるG8サミットについての 発言が聞こえてきている。
それによると、G8サミットでは準備通貨の言及は無く、中国、ロシアなどのG5拡大会合でも、それについての言及は無いであろうとの見解が伝わってきている。
また、G8サミットの議題は景気回復で、出口戦略よりもむしろ、回復に向けての戦略のほうが優先されるだろうと述べた。
また、共同声明案も伝わってきており、商品市場について、商品価格のボラティリティや投機筋の役割を分析すべきとの案も出ているようだ。
◆ドル円一時94円台 本邦勢の見切り売りも観測 ドル円は終盤に戻したものの、95円を一時ブレイク、ストップを巻き込んで94.70近辺まで下落する場面が見られた。
本邦勢からのまとまった売りが入ったとの観測も出ていた。
ISMが予想を上回ったものの、株、為替とも戻りが限定的だったことから、見切売りが入ったようだ。
94.70近辺にまとまった買いも観測され、その後は95円台に戻す動きとなっている。
きょうの海外市場の動きから、目先のサポートは94.70、レジスタンスは95.60。
◆ポンド、下値ではファンド勢の買いも NY時間に入って、ポンドは下げ渋る動きとなった。
対ユーロでも買い戻しが続いた。
ブラウン英首相が景気後退の最悪期はまだ脱しておらず、更なる下落もあり得るとの発言や、英中銀の量的緩和拡大観測もなどもあり、ポンドは軟調な動きとなってたが、米系ファンドやアジア系中銀などファンド勢の買いが下値では観測されており、ポンドを押し戻した。
ただ、テクニカル的には短期の売りサインも出ており、戻り売り圧力も相当程度出てきそうだ。

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