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問われる銀行の“適正規模”(FINANCIAL TIMES)
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- 国際的な大手銀行は、適正規模に縮小させるべきだろうか。米ベアー・スターンズの破綻以来、この問いは金融業界にぼんやりとつきまとってきた。 だが6月中旬まで、政策当局者の多くは大手銀行の規模について、大っぴらに攻撃することに及び腰だった。結局のところ、ここ10年というもの、世界のリーダー、言葉を換えれば悪名高い“ダボス派”の人々は自由市場、資本主義、グローバリゼーション、そしてイノベーションといったものを金科玉条のごとく唱えてきたのだ。 崩壊した“ダボス派”の論理 ダボス派では長年、民間銀行には市場が許す限り巨大化する権利があるとされてきた。規模拡大は金融市場を効率化し、結果的にイノベーションを活発にすると考えられていたためだ。

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