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粗糖価格、3年ぶりの高値のわけ
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一時は66ドル台前半まで売り込まれたNY原油価格は、その後、次第に地合いを強め、30日現在の終値(通常取引)は、69.89ドルと、引き続き70ドル前後で高下するなど、底意の強さを見せています。
原油市場は、商品市場最大を誇る取組高や、商品インデックスを組成する場合の比率の高さなど、取組の規模の大きさ、そして全ての商品の生産には原油が原料として利用されている、という現状から商品市場全体の方向性に大きな影響力を持っていることは周知の通りです。
特に農産物市場においても、バイオエタノールが注目を浴びて以来、原油価格にともなってガソリンが上昇し、その結果、バイオエタノールが廉価になればエタノール生産用としての農産物需要が増加する、という一連の流れが確立されているため、70ドル前後、という原油価格水準でもバイオエタノール生産を行う利点のある農産物、つまり砂糖に関しては、原油価格上昇の影響を受けやすい状況にあります。

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