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【NY市場】リスク回避色鮮明、ドル買い・円買いに
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30日のNY市場はリスク回避色が鮮明だった。
取引開始前に発表された住宅価格の下げ止まりを好感し、ダウ平均は続伸して始まったが、消費者信頼感指数が予想外の悪化を示すと下げに転じ、リスク回避的な円買い・ドル買いを誘発した。
ユーロ円は135円台後半から134円台後半、ポンド円は159円台後半から158円台前半まで値を崩した。
一方、ドル円はドル買いと円買いで板挟みの状態となり、大きな方向性に欠けた。
◆ユーロドル下落、期末要因でドル買いも ドル相場ではユーロドルの下げが顕著だった。
ユーロドルは1.40割れ寸前まで売られ、ロンドン市場の高値から150ポイント近い下げを演じている。
市場ではロンドンフィキシングに絡んだ大規模なユーロドルの売り注文が観測されていた。
株安による逃避的なドル買いのほか、期末(月末、四半期末)の資金フローがドルを押し上げた可能性がある。
◆消費者信頼感の悪化、景気回復期待に水を差す きょう発表された6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は49.3と、4ヵ月ぶりに悪化した。
市場予想は55.3と、5ヶ月連続の改善が見込まれていた。
発表後は消費の先行き不安で幅広い銘柄が売られ、プラス圏で始まったダウ平均は一時130ドル超下落した。
米債券市場は住宅価格の下げ止まりを背景に、売り優勢(利回り上昇)で幕を開けたが、米国株が下げ幅を拡大すると買い戻され、売買は交錯した。

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