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【ロンドン市場】ユーロ高・ポンド安 英GDP、予想以上の下方修正
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30日前半のロンドン市場はユーロ高・ポンド安の動きが目立った。
今日発表された英GDP確報値が予想以上の下方修正となったことから、きょうはユーロに見直し買いが入っていた。
また、海外は6月中間期末にあたり、通常、ユーロポンドには中銀からの実需買いが入ることも多く、ロンドンFIXに向けての動きを睨んだ思惑買いも出ていたようだ。
株、商品市場とも軟調な動きも見せ、外部環境はリスク回避的な雰囲気も見られたが、英大手銀からの断続的な買いも観測され、ユーロドルは底堅く推移した。
◆ポンドドル、年初来高値から値を消す ポンドドルは序盤は英ネーションワイド価格指数が予想外のプラスとなったことで、買いが先行し、一時1.67台を付け、年初来高値を突破した。
英中銀が発表するポンドの実効為替レートも84.7と年初来高値を更新した。
しかし、英GDP確報値の予想以上の下方修正で、一気にムードは逆転し、一時1.65台まで急速に戻している。
きょうの動きに、目先、天井を打ったとは考えにくいが、きょうは6月期末ということもあり、利益確定売りも入りやすかったのかもしれない。
◆ユーロ円、本日の高値圏へ買い戻し ユーロ円は、序盤は売りが先行して始まり、一時134.40近辺まで下げたものの、強いユーロの動きに、次第に買い戻される展開となり、135円台半ばと、本日の高値圏まで戻している。
再び21日線(本日135.40)をトライする動きとなっているが、売り圧力も強そうだ。
◆ドル円も堅調に推移 ドル円も序盤は売りが先行し、95円台前半まで下落したものの、96円近辺まで戻している。
英大手銀や本邦筋の買いが入っているとの観測も出ていた。
ただ、96円に接近すると、東京時間では日本の輸出企業のオーダーも観測されていたこともあり、売り圧力も相当程度出そうだ。

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