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【NY市場】円安、リスク許容度改善で
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29日のNY市場は円安が進んだ。
NY勢の参加当初は様子見が優勢だったが、景気不安の緩和で米国株が持ち直し、米債券市場で利回り低下が一服するとドル円が急伸し、クロス円も買いが膨らんだ。
ドル円は当初、95.30-50レベルでレンジ相場を形成したが、96円台前半まで上昇した。
ユーロ円は134円付近から135円台半ば、ポンド円は157円台半ばから159円台前半まで買われた。
きょうは株式や商品が上昇するなどリスク資産への投資が活発だった。
債券市場では中国の外貨準備発言を手掛かりに買い(利回り低下)が先行したが、株式市場が騰勢を強めたことで買いが巻き戻され、利回り低下は一服している。
◆豪ドル堅調、高金利通貨に資金シフト 個別通貨では豪ドルが堅調だった。
豪ドル円は76円台半ばから77円台後半、豪ドル/ドルは0.80台前半から0.8100付近まで上昇した。
投資家のリスク許容度が改善したことで高金利通貨の代表格である豪ドルに資金がシフトした。
投資家の不安心理を示すVIX指数は一時25.29まで低下し、昨年9月以来の水準まで戻している。
◆欧州通貨、クロス円が押し上げ要因に きょうは円相場が値動きを主導した。
前半のユーロドルは1.40台半ばを中心にレンジ相場を形成したが、後半はユーロ円の上昇が押し上げ要因となり、1.4100付近まで水準を切り上げた。
ポンドドルもポンド円の上昇が波及し、比較的堅調だった。
後半にかけて水準を切り上げ、一時1.65台後半まで買われている。

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