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ラオックスにいまだ利用価値(時流超流)
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- 経営再建中の家電量販・ラオックスが、中国の家電量販業界で店舗数2位、売上高トップの蘇寧電器(南京市)に資本提携の締結を打診していることが明らかになった。実現すれば、1973年に東京・秋葉原に地上8階建て本店を構えた老舗家電量販店が、事実上、外資の傘下に入ることになる。 ラオックスはここ数年、営業不振に苦しみ続けた。3度の延期の末にようやく発表された2009年3月期決算は8期連続、125億円の最終赤字。2010年3月期も赤字を見込んでいる。 出資を受けた投資ファンドの主導の下、およそ60店舗を一斉に閉鎖する強烈なリストラを進めているが、店舗閉鎖により仕入れ量が減ってメーカーとの価格交渉力が弱まり、残存する優良店の販売力も損なう“負のスパイラル”に陥る可能性も少なくない。

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