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個人投資家ほど注意したい中国株上昇の背景
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ロイターは、上海証券報の報道を引用し、中国政府系シンクタンクの研究員が、中国での資産バブルの可能性を指摘したと報じています。
報道によると、国務院発展研究センターの上級研究員である魏加寧(Wei Jianing)氏は、中国の新規融資の半分近くが株式や不動産といった金融資産に流れ込み、資産価格を押し上げていると指摘したそうです。
こうした指摘の背景には、銀行融資の急速な拡大があります。
今年1月〜5月の新規銀行融資の増加額は、約5兆8000億元に達し、昨年1年間の増加額(4兆9100億元)を大きく上回っています。
ここまで融資が急速に拡大したこともあり、中国の金融当局者も、株式や不動産への投資に融資がまわされているため、と推察したようです。
中国銀行業監督管理委員会は、6月に入り「緊急」とした通達を銀行に送り、月末に融資が急増することのないよう指導するとともに、銀行融資が株式・不動産投資に違法に利用されていないかを調査するチームを派遣したそうです。

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