スポンサーリンク |
【東京市場】ドル安・円安、リスク許容度改善
- 記事詳細
-
週末の東京市場は海外市場の流れを引き継ぐ形でドル売りが優勢だった。
海外市場では7年債入札を好感して債券買い(利回り低下)が進み、ダウ平均が大幅高で引けた。
投資家のリスク許容度が改善したことで逃避的なドル買いに巻き戻しが入ったようだ。
特にユーロドルが強く、朝方は対主要通貨でドル売りをけん引する形となった。
ユーロドルは1.39台後半から1.40台半ばまで上昇している。
ドル売り以外では円売りも優勢だった。
ドル円は95円台後半から96円付近で方向性に乏しい値動きが続いたが、ユーロ円やポンド円などクロス円の大半はジリジリと買われ、円安傾向で推移した。
ユーロ円は134円台前半から134円台後半、ポンド円は156円台後半から157円台半ばまで買われた。
NZドル円は早朝のGDP発表直後に急落したが、クロス円の円安傾向に支えられ、 GDP発表直後の売りが一巡すると、やや下げ渋る動きを見せている。
◆NZ、5四半期連続のマイナス成長 早朝発表されたNZの第1四半期GDPは前期比-1.0%と市場予想の-0.7%を下回った。
発表直後はNZドル売りが先行。
NZドル/ドルは0.64台半ばから0.63台後半、NZドル円は62円付近から61円台前半まで急落した。
NZのマイナス成長は5四半期連続。
建設業や製造業の落ち込みがGDPを大きく押し下げた。
景気の厳しさが確認されたことでNZの金利見通しにも影響を及ぼしそうだ。
次回のNZ政策金利発表は7月30日。
GDP発表前の調査では金利据え置き予想が大勢を占めていたが、景気の厳しさを背景に利下げ予想が増える可能性もある。

スポンサーリンク |