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大恐慌を乗り越えた“勝ち組”は誰か(御立尚資の「経営レンズ箱」)
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- 今回の金融危機・景気悪化と比較されることの多い1929年以降の大恐慌。皮肉なことに、これを的確に乗り切り、勝ち残り組として優位なポジションに立った企業の代表格が、米ゼネラル・モーターズ(GM)と米クライスラーだった。 大恐慌前の25年時点では、米国の自動車市場では米フォード・モーターが40%のシェアを持ち、ダントツの企業の座にあった。2位のGMが20%だったので、その2倍ということになる。創業間もないクライスラーは、その他多数の中小メーカー同様、2強を仰ぎ見る「残りの40%のほんの一部」という位置にあった。 この2強プラス弱小メーカー多数という市場構造は、その後、大恐慌を経て大きく変化する。
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