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【ロンドン市場】ポンド軟調、FOMC通過でテーマ性は限定
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25日のロンドン市場ではポンドが軟調、ドルがしっかりだった。
昨日と同様にこの日も国際決済銀行(BIS)のユーロ買い・スイス売り観測があり、対主要通貨でスイスが下落した。
欧州株式市場が軟調だったほか、米株価先物が東京市場での上げ幅を消したが、円は値動きの中心に無く、円相場の全体的な方向感は限定的。
原油や金はしっかりとした動きだったが、資源国通貨のサポートにはならず。
FOMC通過後で緊張感が和らぎ、テーマ性のある動きは限られた。
◆円相場の方向感はまちまち ドル円は96円台前半のこの日の高値圏でしっかり。
対主要通貨でドルが強含んだことがサポートだったが、値幅は狭かった。
ユーロ円はロンドン早朝に134.80水準まで上昇し、この日の高値を更新。
日経平均の堅調推移がクロス円をサポートした。
ただ、その後は欧州株式市場が軟調に推移したこともあり、円安推移は長続きせず、ユーロ円は134円台前半で小動きとなった。
ポンド円はポンドドルが下落したことで、158円台半ばから156円台後半へ反落。
◆ポンドやスイスに売り、フロー中心の展開 ポンドドルは英系クリアラーやスイス系のポンド売り観測を背景に1.64台前半から1.62台半ばまで下落し、この日の安値をつけた。
アジア系のポンド買い観測もあったが、ユーロ高・ポンド安推移もポンドドルの重石となり、ほぼ一本調子で下落。
ユーロポンドは0.85割れから0.85台後半まで上昇した。
ユーロドルは1.39台で上値の重い展開。
昨日と同様にドル高・スイス安推移が重石となる場面があったほか、米系のユーロ売り・ドル買い観測もあった。
ユーロスイスは国際決済銀行(BIS)のユーロ買い・スイス売り観測から、1.52台半ばから1.53台後半まで急伸。
その後、1.5300ちょうど前後まで押し戻された。
ドルスイスは1.09台前半から1.10台序盤までドル高・スイス安推移。
◆米新規失業保険申請件数弱い、円買いの反応に この日発表された米新規失業保険申請件数や米失業保険継続受給者数は市場予想を上回った。
発表後は欧州株式市場や米株価先物へ売りが強まり、円買いの反応となった。
ドル円は96円ちょうど付近まで、ユーロ円は133円台半ばまで反落した。
ポンド円は156円割れまで下値を広げ、この日の安値を更新。

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