スポンサーリンク |
【東京市場】リスク選好の動き 投信やCTAの買い観測も
- 記事詳細
-
25日の東京市場は、円売りの動きが強まった。
朝方は仲値に向けた投信の円売りへの思惑などもあり、ドル円、クロス円は買いが強まった。
前日のFOMC声明で出口戦略についての言及がなかったことで、市場全体にリスク選好の動きが高まった面も。
午後に入って、米株先物、商品市場に買いが強まり、日経平均の上げ幅も一時280円を超える中、市場のリスク許容度が上がっていたようだ。
また、このところリスク回避の動きに出ていた商品投資顧問業者(CTA)が巻き戻す動きを強めたとの指摘も聞かれる。
ドル円も買いが観測されていた。
◆豪ドル、マクロ系の大口買いも観測 豪ドルは買い優勢の展開が続いき、対ドルでは0.80台、対円では一時「77円台を回復している。
米銀経由で、マクロ系ファンドが大口の買いオーダーを入れていたとの観測も出ていた。
◆資金供給オペの影響、見方分かれる ユーロドルは、ユーロ円の上昇を受け、底堅い動きとなったが、ユーロドルはユーロ円とドル円の動きに挟まれた状態で、動きは小幅となった。
前日の海外市場でのスイス中銀のスイス売り介入やFOMCで、反応が相殺されてしまった面もあるが、注目されていたECBの1年物タームオペは供給額が過去最大の4422億ユーロとなった。
これについてのユーロへの影響に対する市場の見方は分かれている。
資金を手にした金融機関は、いずれユーロを他の通貨に変えてくることが予想され、ユーロにとってはネガティブ要因との見方。
一方で、今回のオペによって、向こう1年間、金融機関は十分な流動性を確保、これ以上の量的緩和は必要なくなり、ユーロにとってはポジティブ要因との見方もあるようだ。

スポンサーリンク |