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【ロンドン市場】株安背景に円高・ドル高
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22日のロンドン市場は株安や資源安を背景に、ドル高・円高推移となった。
特にドル買い・カナダ売りが目立った。
東欧勢のポンド買い観測もあり、ポンドドルは一時的にサポートされる場面もあった。
クロス円は軟調に推移したが、ドル円は円高とドル高に挟まれ、値動きは限定的。
一部で、世界銀行が09年の世界経済見通しを下方修正したことが株安の背景として指摘された。
また、明日からは米連邦公開市場委員会(FOMC)や米国債入札が予定されている。
◆FOMCや米国債入札控えて調整中心 株式市場が軟調に推移する中、クロス円は下落。
ユーロ円は133円台半ばから132円台後半まで、豪ドル円は76円台後半から76円台前半まで円高推移。
欧州株式市場が1%超の下落率となったほか、米株価先物への売りも続き、クロス円を圧迫した。
ドル円は96円ちょうどを挟んで小動きだった。
◆株安・資源安でドル高 ユーロドルは1.39台序盤から1.38台前半まで、ポンドドルは1.65台序盤から1.64台序盤までドル高推移。
ポンドドルは東欧勢のユーロ売り・ポンド買いの動きもあり、下げ渋る場面もあったが、株式市場が軟調推移を続けたため、上値は重かった。
ドルカナダは1.13台半ばから1.15台序盤までドル高・カナダ安推移。
NY原油は時間外取引で1ドル超下落した。
◆オーストリア中銀総裁、年内は政策金利を据え置きへ この日、ノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言が伝わった。
ECBは最長で5年満期のカバードボンド購入へ、ECBは2010年入りまで政策金利を据え置く公算、カバードボンド購入は主に各国中銀が実施、直ちに債券買い入れプログラムを拡大する必要は無い、ECBは深刻なリセッションと戦い続ける余地がある、など。
金融政策について予断を持たないとするECB当局者は多いが、この日のオーストリア中銀総裁は先行きについても語った。
ECBが不意に政策金利を変更することはなく、すべきでもないとも述べた。
ただ、発言に対する反応はなかった。

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