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【ロンドン市場】ポンド軟調、ドルや円は小動き
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18日のロンドン市場は、ポンドが軟調に推移したほか、ユーロ安・スイス高が目立った。
この日発表された英小売売上高が弱く、英公共部門ネット負債も市場予想よりも膨らんだためポンド売りとなった。
スイスは、スイス中銀がこの日の政策金利発表で金利を据え置き、声明で「スイスフランの対ユーロでの上昇回避に断固たる措置をとる」としたものの、その後ロート・スイス中銀総裁がこれまでの介入で目的を達成したと述べたことで、スイス高・ユーロ安となった。
欧州株式市場は冴えない展開だったが、円やドルの方向感は限定的。
◆ポンド円を除きクロス円はもみ合い、ドル円も小動き ドル円は95円台後半を中心に推移。
ロンドン早朝に米株価先物が強含み、円売りが入る場面はあったが株高は続かず、方向感無く推移した。
クロス円はポンド円を除いてもみ合い。
ドル円と同様にロンドン早朝は円安に振れたが、その後は値動きが限定された。
ポンド円は弱い英経済指標が続いたことで、158円台序盤から155円割れまで下落。
その後は155円台後半で推移した。
この日、英産業連盟(CBI)が発表した6月の製造業受注指数はマイナス51だった。
市場は前回(5月)のマイナス56からマイナス45へ改善すると予想していたものの、予想ほどの改善とはならなかった。
◆経済指標弱くポンド安、介入スタンス和らぎスイス高 ポンドドルは1.64台後半から1.62割れまで下落。
弱い英経済指標を受けて、前日の安値を下回った。
中東系のポンド売り観測もあった。
ユーロポンドは0.84台後半から0.8600ちょうど付近までユーロ高・ポンド安推移。
ユーロドルは1.39台前半を中心に推移。
ロンドン早朝にドル売りが入り1.4000ちょうど付近まで強含む場面もあったが、その後は押し戻され揉み合いとなった。
ユーロスイスはスイス中銀の声明を受けて1.51台前半まで急伸したものの、声明からスイス売りの介入スタンスにほとんど変化はうかがえず往来。
その後、ロート・スイス中銀総裁がこれまでの介入は目的を達成したほか、スイスフランのユーロに対する上昇圧力やスイスフランのボラティリティが後退したとの見方を示し、介入スタンスが和らいだことからスイスが買われた。

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