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【ロンドン市場】ポジティブサプライズ続く
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16日のロンドン市場では、ドル円を除き、ドル売りが優勢。
この日発表された英消費者物価指数が総合、コアともに市場予想を上回る伸びとなったほか、独ZEW景況感指数が3年ぶりの高水準となったため、欧州通貨高・ドル安が強まった。
原油高も豪ドル買い・ドル売りをサポートし、その他の通貨にもドル安が波及。
ドル安推移の中でクロス円は東京市場での下げ幅を消した。
ドル円はクロス円にサポートされ反発したほか、ロンドンフィックスでのドル買いの噂もあった。
◆ドル安受けてクロス円中心に円安、ドル円も下げ渋り ドル円は96.10水準から97円台序盤まで反発。
強い経済指標を受けてユーロドルやポンドドルが堅調に推移し、クロス円を押し上げ、ドル円も水準を切り上げた。
米株価先物が下げ渋ったほか、NY原油が時間外取引で急反発したことも円売りをサポート。
ユーロ円は予想を上回る独ZEW景況感指数を受けて133円割れから135円ちょうど付近まで反発し、東京市場での下げ幅を消した。
ポンド円は英消費者物価指数が予想を上回る伸びとなり、156円台後半から159円台後半まで反発。
その他のクロス円も東京朝方から往来した。
◆強い経済指標受けて欧州通貨主導でドル安 ユーロドルは市場予想を上回る独ZEW景況感指数を背景に1.38台前半から1.39台前半まで上昇した。
ただ、ユーロ売り・ポンド買いが続いたことで頭は抑えられた。
ポンドドルは英消費者物価指数が予想を上回る伸びとなり、1.62台後半から1.6500ちょうど付近までポンド高・ドル安推移。
豪ドル/ドルは、欧州通貨でのドル安が波及したほか原油高もあって、0.79台前半から0.80台前半まで上昇した。
◆米住宅関連指標もポジティブサプライズ、英欧に続く この日発表された米住宅着工件数、米建設許可件数は市場予想を上回った。
発表後は米株価先物への買いが強まったほか、原油は相変わらず上値追いを続けており、72ドル台中盤まで上昇。
英欧米と順にポジティブサプライズが続いたことで、ドル円は97.20台まで、ユーロ円は135.20台まで円安が進展。
ポンド円は160.20台まで上昇しており、クロス円はこの日の高値を更新。
発表後のリスク選好の動きはドル売りよりも円売りが目立った。

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