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【東京市場】株価反落で円買い、ドル買いも
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週明けの東京市場は円買いが優性だった。
日経平均が反落して始まり、リスク選好の円売りに調整が入った。
朝方の取引でユーロ円は137円付近、ポンド円は160円台後半まで下落した。
ユーロ円、ポンド円とも先週末の終値から1円近く下落している。
クロス円に連れ安となる形でドル円も軟調だった。
ドル円は一時98円台前半まで下落し、先週末の終値から50銭近く下落した。
昼頃にはドル円が下落分を回復するなど円買いが一服したが、クロス円は円高水準で揉み合うなど、反発は力強さに欠けた。
◆ドル円以外でドル買い、露財務相の発言がサポート ドル円以外ではドル買いが優性だった。
ロシアのクドリン財務相がG8終了後の会見でドルに変わる準備通貨はないと述べたことでドルショートの巻き戻しが入った。
ユーロドルは1.39台前半、ポンドドルは1.63台半ばまで下落している。
ユーロに関しては英テレグラフ紙で、ドイツの製造業で信用状況が一段と悪化しており、融資条件は昨年の金融危機発生時を上回る厳しさになっているとの記事が出ていた。
◆G8声明は想定範囲内、欧州版ストレステスト実施へ 週末に発表されたG8声明は市場の想定範囲内の内容だった。
声明では景気安定化の兆候を指摘する一方、先行きに慎重な見方が示された。
米国が求めていた欧州版ストレステストの実施について直接言及はなかった。
ただ、G8後の会見で各国の財務相は欧州版ストレステストを実施する方針を示している。
詳細は不明だが、欧州の主要金融機関で検査を実施し、全体の結果を公表する見通し。
個別行の結果結果については公表しない方針とされている。

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