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【NY市場】ドル高に調整の動きも、ドル円は高値引け
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12日のNY市場は、ロンドン市場で進行したドル高の流れが一巡して、調整された。
序盤は6月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が69.0と予想よりやや低い水準だったことでドル買いの反応がみられた。
NY株式市場は軟調に始まり、長期債金利も低下した。
ユーロドルは一時1.39台前半へと下落してきょうの安値をつけた。
ユーロ円も137円割れまで軟化した。
しかし、株式市場が次第に下げ渋り、長期金利の低下も一巡して揉み合い商状へと移行すると、ドル高に調整が強まった。
ユーロドルは1.40台前半へと反発した。
ロンドン・フィキシングにかけてポンドに大口の買いが持ち込まれたこともドル高調整に一役買った。
ポンドドルは1.63台半ばから1.65台前半まで上昇してロンドン市場での下落を消した。
ポンド円も160円台後半から162円台前半まで買い進まれた。
その後、NY市場後半にかけては週末ムードが漂い、取引が手控えられた。
ユーロドルは1.40近辺、ポンドドルは1.64台前半へと小安く推移。
ユーロ円は137円台後半、ポンド円は161円台後半での取引が続いた。
また、ドル円は98円台前半での取引に終始した。
ほとんどの時間帯を98.20-30レベルで推移したが、引け際にやや買われて98.40レベルと高値水準で引けた。
◆週末相場は手掛かり難に 今週は米債入札が相次いだことで、長期債利回り動向に関心が集まった。
利回りの上下動に連動してドル相場も神経質に振れる展開が続いた。
しかし、昨日の30年債入札を終えたことできょうの債券市場は序盤堅調だったほかは調整の動きに終始していた。
為替市場も手掛かり難となり調整に終始した格好だった。
一部には、与謝野財務相が米国債の信認はいささかも揺らいではいない、と述べたことがドル高材料となったとの見方もあったが反応は目立たなかった。
週末のG8に関しては、IMFに出口戦略に関する調査を要請するとの報道があったほかは目だったニュースは無かった。
今回のG8では為替に関する議論は行われないとの観測も強く、市場の関心度はあまり高くないようだ。

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