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【ロンドン市場】ドル巻き返しの動き リスク選好の動きに調整も
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12日前半のロンドン為替市場はドルの買い戻しが強まった。
特に材料は無かったが、週末にG8財務相会合を控えていることもあって、ドルショートポジションを整理する動きが強まった。
他の商品市場や欧州株が利益確定売りに押されていることも、ドルの巻き返しを加速させている。
このところのリスク選好の動きに調整が出ていたようだ。
ユーロドルはNY時間にかけて1.40を割り込み、ポンドドルも1.63台半ばに下落している。
イタリアで開かれるG8財務相会合では、公式には為替は議論されないようだ、しかし、非公式には討議されるとの憶測もあり、ドルを支持する姿勢が打ち出される可能性も捨てきれない。
だた、ドル高をサポートする何らかのメッセージが打ち出されても、ドル資産に対する懸念を誘発するだけで、反応は一時的との見方もあるようだ。
◆ポンドも巻き返し ポンドは対ドルのみならず、対ユーロ、対円でも下落している、このところ、ポンドは英景気回復期待から、全面的に強い動きが続いていた。
G8財務相会合を明日に控えていることや、商品市場も利益確定売りに押されていることもあって、ポンドもその流れに追随している。
ユーロポンドは一旦0.8500をつけたこともあって、達成感もあるようだ。
0.8550近辺まで戻している。
◆クロス円も利益確定売り強まる 日経平均が8ヵ月ぶりに終値で1万円を回復したこともあって、円売りの動きが先行していたが、次第に伸び悩み、NY時間にかけて、ストップを巻き込んで下げが加速している。
ユーロ円は10日線付近(137.10)まで下げてきており、ここで踏ん張れるか注目される。

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