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【ロンドン市場】ポンドの強さ続く
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11日前半のロンドン市場はポンドの強さが目立った。
NY時間にかけて、米10年債利回りが一時4%に上昇したことから、ドル買いの動きも見られ、ポンドドルは伸び悩んだものの、対円、対ユーロではしっかりとした動き。
英景気回復期待が次第に高まっておりポンドは強さを継続している。
ポンド円は一時161.75近辺まで上昇、ポンドドルも一時1.6490近辺と1.65台に迫った。
ユーロポンドは12月以来に安値水準を更新。
きのうは月次のGDPを算出している英国立経済社会研究所(NIESR)が、4月の成長率は前月比0.2%、5月も0.1%プラス成長で推移しているとの調査を発表。
また、きょうは英中銀と調査会社GfK-NOPが発表した5月の消費者インフレ期待調査で、1年先のインフレ期待は2.4%となり、2月調査時点の2.1%から上昇している。
上昇に転じたのは昨年8月調査以来で、消費者のマインドが若干改善してきたことも伺える。
なお、この調査は英中銀がGfK-NOPに委託して、2月・5月・8月・11月の四半期ごとに実施。
また、英10年債が11月以来の4%台に上昇していたこともポンドをサポートした。
◆ドル円上昇 米10年債利回り、一時4%台 ドル円はNY時間にかけて、強い動きが見られ、97.65近辺から一時98.50近辺まで上昇している。
米小売売上高が強い内容になるのではとの期待感もあり、米国債利回りが上昇、米10年債利回りは一時4%台に上昇した。
この動きがドル円をサポートした格好。
ただ、米小売売上高は予想通りの好調さを示す内容だったものの、事前に上昇していたこともあって、米国債利回りは指標発表後、急速に上げ幅を縮小し、あわせてドル円も伸び悩んでいる。

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