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【ロンドン市場】戻り待ちの売りで伸び悩む
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10日前半のロンドン為替市場、リスク選好の動きは継続していたものの、利益確定の動きも出て、NY時間にかけて伸び悩んでいる。
序盤は株価が世界的に上昇したこともあり、リスクマネーが活発化、為替市場でもドル売りの展開が強まった。
しかし、上値での戻り待ちの売りも多く、NY時間にかけて伸び悩む動き。
ユーロドルは1.41台に上昇後、1.40台半ばに下げ往って来いの動き。
ドル円は98円手前での揉み合いが続いた。
◆ポンド対ユーロでも強い動き 金融システムでも両者に格差 ポンドは対円、対ユーロでも堅調に推移、ユーロポンドは年初来安値に顔合わせし、ポンド円は一時年初来高値を更新した。
ポンド円についてはリスク選好の円売りの動きもあるが、ユーロポンドについては、英国とユーロ圏の景気回復に対する期待感の差がポンドに相対的な強さを与えているようだ。
両者の金融システムを取ってみても、英財務省は国有化したノーザン・ロックの民間への売却を模索しているとの観測が出ているのとは対照的に、ユーロ圏の方はメルシュ・ルクセンブルク中央銀行総裁がウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙とのインタビューで、ユーロ圏の金融セクターは更に打撃を受け、経済の足かせとなる可能性があると述べるなど、英欧に若干の格差が生じており、ユーロポンドの下落に繋がっている。
◆週末のG8財務相会合では為替の議論なしとの見方も ロイター通信が関係筋の話として伝えたところによると、週末にイタリアで開かれるG8財務相会合では為替の議論は行われないのではと伝えている。
一部ではG8でドル安についての議論が成されるとの見方もあったが、その観測を否定する内容となっている。
理由としては、今回の会合は中央銀行総裁が参加しないためと関係筋は述べている。
◆権利行使価格が98円手前でのオプション清算観測 ドル円は一時98円台を回復したが、98円を越えると売り圧力も強まり、98円手前でのもみ合いが続いた。
本日は権利行使価格が97.80と97.90のオプションの清算も観測されており、98.00前後ではそれに絡んだ売買もあったようだ。

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