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【東京市場】ドル高水準で様子見、ポンド軟調
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週明けの東京市場は様子見が優勢だった。
政局不安が尾を引く形でポンドは軟調だったが、その他の通貨は方向性に乏しい展開だった。
日本株の上昇、投信設定など円安を連想させる材料もあったが、値動きは限られた。
ドル円は朝方の98円台後半をピークに伸び悩み、昼過ぎから98円台半ばを中心とした揉み合いに転じた。
ユーロドルは朝方の1.39台前半をボトムに1.39台後半まで持ち直したが、午後には伸び悩んだ。
主要通貨ペアの多くは先週末のドル高水準でレンジ相場を形成している。
◆NZ中銀総裁 デフレ・量的緩和に否定的 きょうはボラードNZ中銀総裁の発言が伝わった。
総裁は現地メディア・スクープとのインタビューで、NZのデフレ突入や量的緩和策の採用に否定的な見方を示していた。
発言に起因したNZドル相場の反応は限定的。
今週、11日にはNZ中銀による金利発表が控えているが、金融政策を読み解くヒントとしてややインパクトに欠けた。
政策金利については現行2.50%で据え置きとの見方が大勢だが、専門家の一部では0.25%や0.50%の利下げを予想する見方も出ている。
◆ポンド軟調、政治不安を嫌気か ポンドは対主要通貨で下落した。
ポンド円は朝方の157円台後半をピークに下げに転じ、156円台半ばまで売られた。
ポンドドルは当初、1.59台前半から1.59台後半でレンジ相場を形成したが、次第にレンジ下限へと収束した。
ユーロポンドは朝方からジリジリと買われ、0.87台前半から0.87台後半まで上昇している。
先週に続き、英国の政治不安がリスク要因として意識されている。
議員の経費乱用問題、地方選や欧州議会選での敗北などブラウン首相を取り巻く環境は厳しい。
5日には起死回生を狙って内閣改造に踏み切ったが、英国内での評価は芳しくない。

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