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【ロンドン市場】雇用統計待ち、様子見へ
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米国の雇用統計を見極めたいとの見方から売買が手控えられた。
英国の政局不安、カナダの雇用統計など比較的材料は豊富だったが、大きな方向性を示すには至らなかった。
ドル円は東京市場のレンジをほぼ踏襲し、96円台半ばから96円台後半で振幅した。
欧州勢の参加当初はポンド売りが先行したが、後半に入るとポジション調整でポンドが買い戻された。
ポンドドルは1.60台後半から1.60台前半まで売られた後、1.61台半ばまで切り返している。
◆ユーロドル軟調、ポジション調整進む ユーロドルは早朝の1.42台前半をピークに調整に転じ、一時1.41台半ばまで下げた。
米雇用統計の発表前に週前半に進んだユーロ買いを解消する動きが続いた。
前日にはユンケル・ユーログループ議長が対ドルでの一段のユーロ高は歓迎できないと発言している。
欧州の経済状況を踏まえると、これ以上の通貨高は容認できないとの見方が背景。
ユンケル氏の発言はルクセンブルク国内での選挙キャンペーンでの一言。
有権者を意識したリップ・サービスの側面も強いが、同氏はミスター・ユーロと称されるなど欧州域内で大きな影響力を持つ。
急ピッチの上昇が続けば、当局のけん制が相次ぐ可能性も。
◆ブラウン政権が内閣改造に着手、4人目の閣僚辞任 英メディアはブラウン政権が内閣改造に着手したと報じた。
内閣改造は閣僚の不正経理問題と地方選挙での大敗を受けた措置。
主要閣僚ではダーリング財務相が留任する見通しとなっている。
英国では今週、閣僚が相次いで辞任を表明しており、ブラウン首相の退陣観測も浮上している。
3日に辞任を表明したパーネル雇用・年金相はブラウン首相に辞任を要求している。
きょうはハットン国防相が辞任を表明。
4人目の閣僚辞任表明となった。
与党・労働党の支持率が大幅に落ち込むなどブラウン首相は窮地に立たされている。

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