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【東京市場】終盤にドル売り強まる
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3日の東京為替市場は終盤になって、ドル売りの動きが強まった。
特にドル売りを呼び込む特段の材料は見当たらなかったが、前半の利益確定の動きが一巡すると、米株先物が上昇に転じたことをきっかけに、再びドル売りが強まっている。
きょうの海外市場で企業のセンチメントを示す経済指標が発表されることで、さらなる期待感も出ていたのかもしれない。
ユーロドルは一時1.4330近辺と、前日のNY時間の高値に並んだ。
また、ポンドドルは1.66台に上昇、7ヵ月ぶりの水準に上昇している。
クロス円も強い動き。
◆予想外のGDPプラスで豪ドル上昇 豪ドルが強い動きを見せた。
きょう発表になった第1四半期のGDPが予想外のプラスとなったことから、発表後、豪ドルは買いが強まっている。
後半のドル安の動きもあり、豪ドル/ドルは0.8260近辺、豪ドル円は79円台に上昇している。
ただ、これを受けて、スワン豪財務相は「景気刺激策が無かったら、GDPはマイナスになっていただろう。
豪経済はまだ危機を脱していない」と述べていた。
前日の豪中銀政策金利発表における声明も追加利下げに含みを残すなど豪当局は景気の先行きに慎重姿勢を崩していない。
◆ユーロ円 日本の輸出企業の売り観測も ユーロ円は終盤にユーロドルが強い動きとなったことから、買いが優勢となり、レジスタンスのラインである137.50近辺に上昇している。
ただ、前半は弱い動きも続いていた。
日本のオプティクス技術の大手輸出メーカーのオランダ関連会社からの送金に伴うユーロ売りなども観測されていた。
やや過熱感も否めない水準ではあるが、137.50を完全に突破できるようであれば、更なる上値も期待できそうだ。

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