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【東京市場】 豪中銀追加利下げに含み残す 反応は限定的
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2日の東京為替市場は全体的には様子見の動きが強く、前日のNY市場の終盤付近での値動きに終始した。
朝方はドル円が96円台に上昇したことで、仲値にかけて輸出企業の実需売りも観測されていたが、仲値通過後は下げ渋る動きを見せた。
その後は狭いレンジでの膠着状態が続いている。
ドル円は96円台半ば、ユーロ円も136円台半ばでの推移が続いた。
◆豪中銀 追加利下げに含み残す きょう発表になった豪政策金利は大方の予想通り3.00%に据え置きとなった。
しかし、声明では追加金融緩和に焦点が残るとし、低インフレを背景に必要であれば緩和の余地があると述べ、追加利下げに含みを残す内容となっている。
発表直後は豪ドル売りがやや強まる場面も見られたが、、ある程度予想されていた範囲でもあり、商品市況の上昇を考慮すれば、この材料で下値は追いにくく、直ぐに発表前の水準に戻している。
◆ドル円、膠着感強い ドル円は仲値にかけて売りが優勢なり、一時96.10近辺まで下落する場面も見られたが、96円台はサポートされている。
日本の輸出企業は今期の想定為替レートを95円で置いている企業も多く、この水準では実需売りが出てもおかしくはない水準。
一方で株価が底堅く推移していることもあり、下値では押し目買いの動きもあるようだ。
ドル安・円安の中、上下に出にくい状況となっており、膠着感が依然として強い。

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