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「経理の松下」とサブプライムの教訓(神谷秀樹の「日米企業往来」)
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- 米シティグループ、スイスのUBSなど多くの金融機関が発表した最近の四半期決算では、巨額の不良資産の償却が計上された。これほど巨額の不良債権が、なぜ生まれたのか考えてみた結果、たどり着いた結論は、「人を見ない金融」に尽きる。 日本でも消費者金融が無人機によって普及し、審査はもっぱら全信連のデータに頼るようになっているが、米国でもクレジットカードは書類だけでの申し込みによってなされる。住宅ローンの申し込みも、モ−ゲージブローカーという融資受け付けだけをする人、もしくはインターネットによる申し込みでなされ、貸出人となる金融機関の人と面談することはない。どちらも、金融機関は「会ったこともない人」に貸し付けているわけだ。

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