スポンサーリンク |
【ロンドン市場】ドル全面安、GM問題決着でアク抜け
- 記事詳細
-
週明けのロンドン市場はリスク志向の高まりを背景にドルが全面安となった。
ユーロドルは1.41台前半から1.42台半ば、ポンドドルは1.61台後半から1.64台前半まで急伸。
ユーロドルは6ヶ月ぶり、ポンドドルは7ヶ月ぶりの高値を付けた。
ドル円は95円台前半から94円台半ばまで売られ、東京市場の安値を割り込んだ。
市場では自動車大手GMの破産法申請で悪材料が出尽くすとの見方が浮上していた。
◆米GM 破産法の適用を申請、100年の歴史に幕 米GMは1日、連邦破産法の適用をニューヨークの裁判所に申請した。
負債総額は1728億ドル。
米製造業としては過去最大規模の破たんとなる。
同社は1908年9月創業。
破産法の適用申請で100年の歴史に幕を閉じ、今後は米政府支援下で再建を目指すことになる。
破産法の適用申請に先立ち、米国政府やカナダ政府はGMに対し、短期資金の融資を行うと表明している。
◆米GMの破産申請、市場は冷静さ保つ 米GMの破産法申請に際し、マーケットは殆ど反応を示さなかった。
破産法の適用申請ニュースが伝わったのは日本時間21時ごろ。
発表前後のドル円は94円台後半、ユーロドルは1.4200付近で推移した。
市場では破産法申請でアク抜け感が出るなど好意的な見方が多かった。
◆ドル相場が値動き主導、クロス円は蚊帳の外 きょうはドル相場が値動きを主導した。
クロス円はドル相場の値動きに翻弄され、大きな方向性に欠けた。
欧州通貨の急伸でユーロ円は135円付近、ポンド円は155円台半ばまで上昇したが、 ドル円の下げがクロス円に波及し、その後は一旦伸び悩んでいる。

スポンサーリンク |