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米長期債利回り上昇続く
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米長期債利回りの上昇が続いています。
10年債の利回りは 3月のFOMC(米公開市場委員会)において 長期債の購入実施が発表されたあと、 一時ザラ場で2.5%割れまで低下しましたが、 その後は上昇基調に転じ 27日には昨年11月以来となる3.74%台まで一時上昇する動きとなっています。
長期債の利回り上昇という現象自体は 米国だけでなく、 英、独などの長期債利回りも同様ですが 米国債は上昇のペースがかなり速く、 3月18日時点で約0.7%、4月初め時点でも約0.35% 米国よりも利回りが上回っていた独国債の利回り(3.62%)を追い抜き 英国債(3.745%)にも肉薄するところまでの上昇となっています。
こうした状況が為替に同影響するのかというと、 一般的には、 利回り収入の増加による投資意欲拡大という形で 金利高=当該通貨買いとなって ドル高要因となります。
実際に、28日の海外市場でドル買いが出るなど そうした動きが見られる場面もあるのですが、 これが今後も続くかというと、やや疑問が残ります。
今回の長期債利回り上昇と、今後のドルについて考えていきます。

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