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【ロンドン市場】欧州通貨が値動き主導
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27日のロンドン市場は欧州通貨が値動きを主導した。
前半はユーロドルが1.39台前半から1.39台後半まで上昇するなどドル売りが優勢だった。
ただ、後半に差し掛かるとドル売りが巻き戻され、ユーロドルは1.38台後半まで値を崩した。
ユーロドルは先週、4ヶ月ぶりに1.40台を回復している。
大台を回復したことで達成感から利益確定売りが出やすい状況にあるようだ。
ユーロドルの下落局面ではドル円以外の通貨ペアでドル買いが優勢だった。
ポンドドルは前半の取引で昨年11月以来となる1.60台に乗せたが、後半はユーロドルの下げが波及する形で1.59台半ばまで調整している。
◆ドル円はレンジ取引、クロス円は振幅 ドル円は95円台前半から95円台半ばでレンジ相場を形成した。
市場では日本の大手証券会社による大量の新規投信設定が話題となったが、東京市場の高値圏で上昇を阻まれるなど値動きは限定的だった。
一方、クロス円はドル相場に翻弄される展開だった。
前半はユーロドルなど欧州通貨が買われ、ユーロ円やポンド円が強含んだが、後半は欧州通貨の調整に反応する形で水準を切り下げている。
◆米GM 債権者との交渉が決裂 経営危機に陥っている米GMは272億ドル相当の債務交換の募集期限が終了したと発表した。
応募が募集を大幅に下回ったことが背景。
債権者との交渉が決裂したため、GMに残された選択肢は少なそうだ。
ただ、市場ではGMの破産法申請は時間の問題との見方も強く、マーケットの反応は殆ど見られなかった。

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