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原油価格上昇で注意したい中国の動向
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NY市場のWTI原油は力強い足取りが続いています。
5月12日に昨年11月半ば以来となる60ドル台に達した後も堅調地合いを維持し、現地26日の通常取引終了時点における7月限の終値は62.45ドルに達しています。
この原油価格上昇の背景としては、まず、米国の景気底打ち感、特にダウ平均が8,500ドル前後を維持する底固い動きを続けていることが挙げられます。
また、4月末までは増加傾向にあった米国内の原油在庫が5月に入ってからは減少に転じていること、さらに、5月末から9月初旬までという本格的なドライブシーズンを迎えることによる需要増加に対する期待なども価格をサポートする要因となっています。
また、米国外に目を向けると、世界第2位の石油消費国である中国の需要が回復傾向を見せると同時に、同国の原油輸入量が増加していることも価格を押し上げる背景となっています。

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