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【東京市場】円安の動き、投信設定が話題に
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27日の東京市場は、早朝から円安の動きが強まった。
前日のNY市場では予想以上に強い米CB消費者信頼感 指数を好感して株式が堅調だった。
リスク選好的なムードが強まり、日経平均への上昇期待が円売り材料 となった。
また、きょうは大手証券会社による大量の新規投信が設定されており、思惑による円売りもあ った模様。
ドル円は95.20レベルのポイントを上抜けて95円台半ばへと上昇、クロス円も海外市場からの高値を更新する動きが相次いだ。
クロス円では、ポンド円およびカナダ円の上昇が目立った。
ポンド円は151円台前半から152円台半ばまで上昇、年初来高値を付けた。
カナダ円も84円台後半から85円台後半へと上昇、今年の高値水準85.90レベルに迫る勢いだった。
ユーロ円は、一時133.50台と高値を付ける場面があったが、概ね133円台前半での取引が続いた。
ドル相場は、全般に前日海外市場からのドル安水準での取引が継続した。
ユーロドルは1.39台後半から半ばへとやや調整されたが、ポンドドルは1.59台前半から1.59台後半へと一段高。
ドルカナダは一時1.11台前半と海外市場からの安値を更新する動きだった。
GMに関して、きょうにも破産法申請の可能性が高まった、米政府が同社の7割を取得する観測、などの報道が流れたが、為替市場・株式市場ともにこれを警戒する動きは目立たなかった。
ただ、米経済への影響度・注目度の高い話題ではあり、このあとの海外市場での報道には引き続き注意が必要か。
また、目立ったニュースは無かったが、北朝鮮関連の報道もリスク要因として気にされていた。
◆通関統計、4月の黒字は689億円 東京時間8:50に財務省が4月の通関統計を発表した。
季節調整前の貿易収支は689億円の黒字と発表され、事前予想の550億円の赤字から大幅に上振れた。
一方、季節調整後の数字は521億円の赤字と予想以上に赤字幅が膨らんだ。
ただ、市場は反応薄で、ドル円は95円台前半で推移していた。
◆新規投信の設定が話題に きょうは合計14本と通常より多くの新規投信が設定され、市場の関心が強まった。
特に、野村アセットマネジメントの米国債を投資対象とした投信が、ドル円の買い材料としてはやされた。
円安材料としてドル円の上昇を支える一面が指摘されていた。
ただ、思惑先行のため調整が入りやすいとの見方や、さらにロンドンフィキシングまで思惑が続くとの見方が飛び交った。
その割りには値動きは限定的だった。

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