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米FOMC議事録:成長率予測を下方修正=デフレリスクは後退
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−FRB、量的緩和拡大を示唆=景気回復の加速狙い−
【2009年5月24日(日)】 − 先週(21日)、FRB(米連邦準備制度理事会)が発表したFOMC議事録(4月28-29日開催分)の注目点は、MBS(不動産担保証券)と国債の買い取り枠(1兆7500億ドル)の拡大の可能性に言及したことと、2009-2011年の景気見通しを下方修正したことだ。
量的緩和策の拡大の可能性が指摘された背景には、今後、景気刺激効果を一段と強め、景気回復のスピードを加速したいという判断がある。
もう一つの背景は、大方の委員が今後数年間は、インフレは抑制されるという見通しを示したことだ。
また、少数意見だったものの、いま、米経済が厳しいリセッション(景気失速)に直面しているときに、インフレを懸念することは意味がないという意見も量的緩和の一段の拡大には追い風になっている。

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