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【東京市場】ドル安水準で取引続く
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週明けの東京市場はドル安水準で取引が続いた。
ドル円は早朝、93.80台まで売られ、前日NY市場の安値を塗り替えた。
閣議後の会見で与謝野財務相が、為替介入は考えの外、円高要因はうまく分析できていないと発言したことが話題となった。
ドル円の下落局面ではユーロ円、ポンド円などクロス円も下押ししたが、大幅安で始まった日経平均が下げ渋ったことで円買いは持続しなかった。
ユーロ円は130円台後半から131円台半ばでレンジ相場を形成している。
ドル円は早朝の下げを経て94円台を回復したが、戻りは限定的だった。
全般にドル売り圧力が強く、ユーロドルは一時1.3950台まで上昇した。
米国債の格下げを巡る憶測がドル売り材料として意識された。
◆日銀 金利据え置き、景気判断を上方修正 日銀は昼過ぎ、全員一致で政策金利を0.1%で据え置きとした。
声明は「景気は悪化を続けているが、内外の在庫調整の進捗を背景に、輸出や生産は下げ止まりつつある」と指摘し、景気判断を上方修正した。
このニュースに対し、ドル円、クロス円は大きな反応を示さなかった。
日本の景気動向はマーケットで余り大きなテーマとなっていないようだ。
なお、日銀による景気判断の引き上げは2006年10月以来。
◆GMの破産法申請で情報錯綜 きょうは米GMの破産法申請を巡って情報が錯綜した。
米紙ワシントン・ポストはオバマ政権が来週のGMの破産法申請を準備していると報じたが、ロイター通信は米財務省が6月1日の期限前にGMに破産法を申請させる計画はないと報じた。
いずれも情報源は事情に詳しい関係筋とされている。
当局の内部で最終結論は出ていないようだ。
ただ、一連の報道に対し、マーケットの反応は乏しかった。
4月末のクライスラーの破綻時は部品メーカーなどで連鎖倒産が回避され、大きな混乱が発生しなかった。
GMについても同様との見方があるようだ。

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