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【ロンドン】英格付け見通し変更でポンド急落
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21日のロンドン市場では、ポンドが急落。
S&Pが英格付け見通しを安定的からネガティブに変更したことが背景。
ポンドドルはこの日の高値から300ポイント程度下落する場面もあった。
英小売売上高には反応薄だった。
ユーロドルはユーロ圏やドイツのPMI改善、ユーロポンドの急伸を背景に強含む場面もあったが、調整のドル買いもあり、上値は重かった。
ドル円はショートカバーが続き、1月21日の安値87.08から4月6日の高値101.43の半値押しにあたる94.25水準から離れ、下げ一服。
ポンド円を除き、クロス円はドル円が安値から反発したことで底堅さもあったが、全般的に方向感は限られた。
◆ショートカバーでドル円反発 ドル円は米系や欧州系のショートカバーを背景に94円台半ばから95円ちょうど前後まで反発。
ユーロ円は130円台前半から131円台序盤までしっかりと推移。
ポンド円はS&Pの英格付け見通しの引き下げを受けて、150円ちょうど付近から147円割れまで急落後、148円台後半まで戻した。
カナダ円は原油価格が軟調だった中、82円台後半から83円台前半で推移。
欧州株式市場が軟調に推移したほか、米株価先物も売り優勢だったが、株式市場の動向を手掛かりとした動きは限定的だった。
◆ポンド急落、ユーロドルはもみ合い、豪ドル/ドルは軟調 ポンドドルはS&Pが英格付け見通しを安定的からネガティブに変更したことで、1.58台序盤から1.55台序盤まで300ポイント程度急落。
ただ、この日の英5年債入札が好調だったことや、フィッチやムーディーズが英格付け見通しを安定的で維持すると発表し、1.56台半ばまで戻した。
ユーロポンドは0.87台前半から0.88台後半までポンド安推移後、0.88割れまで押し戻された。
ユーロドルはユーロポンドの急伸や米系の買いから1.3840付近まで強含む場面もあったが、オプションの防戦売りに上値が抑えられた。
その後は1.38割れを中心に取引された。
豪ドル/ドルは仏系の売り観測の中、ストップを絡め、0.77台後半から0.76台後半まで下落。

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