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【東京市場】ドル安水準での取引続く
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21日の東京市場は、前日の流れを受けてドル安水準での取引が続いた。
ドル円は序盤に売りが強まり、95円近辺から94円台前半へと下値を伸ばした。
日経平均が軟調に推移したことから、リスク回避的な円買い圧力も広がり、クロス円が下げた。
ユーロ円は130円台後半から130円割れへ、ポンド円は149円台前半から148円台半ばへと下落。
ユーロドルやポンドドルは高止まりの相場展開が続いたが、昼前にはストップ注文が執行されて一段高となる場面があった。
ポンドドルは1.5820近辺と約半年ぶりの高値水準を記録、ユーロドルも再び1.38台乗せとなる堅調な動きだった。
クロス円もつれ高となって、ユーロ円は130円台後半、ポンド円は149円台半ばへと反発した。
しかし、午後の取引ではドル売りの動きは一服した。
ドル円は94円台半ばで揉み合い。
ユーロドルは1.37台後半、ポンドドルは1.57台半ばへと小反落した。
アジア株が全般に軟調となり、リスク回避的な圧力が継続、クロス円の反発力も弱まった。
ユーロ円は130円近辺、ポンド円は149円割れへと軟化した。
全般的には、前日の海外市場からの流れが踏襲されて、各通貨でドル安圧力が継続した。
円相場は、ドル円が安値をつけた分、円高バイアスが強かったようだが、ポンドドルも高値を更新するなど、ドル相場の値動きのタイミングで振幅した。
◆証拠金取引、レバレッジ規制案が話題に 21日付の日経新聞朝刊は金融庁が複数のFX業者に対し、証拠金倍率を25倍までに制限する規制案を示したと報じた。
FX(為替証拠金取引)投資家にとっての大きな関心事だが、為替市場での直接的な反応はみられなかった。
◆シンガポールGDPも二桁の低下 昨日は、日本の第1四半期GDPの大幅な低下が話題となった。
きょう発表されたシンガポールの第1四半期GDPも前年比-10.1%、前期比年率-14.6%と二桁の低下だった。
ただ、市場予想よりは若干良く、第4四半期の数字も上方改定されていた。
シンガポール当局は、最悪期は脱した、今後の回復に期待、と各国の当局者と類似したコメントを述べていた。

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