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「メッシュ」化する企業取引がイノベーションを生む(常盤文克の「新・日本型経営を探る」)
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- 私は日本の中小企業の経営に強い関心を持っています。それは、中小企業の社長が持つ経営哲学や価値観、そして独自技術の蓄積、社員(人)に対する思いやりや組織の温もりなどが、大企業にとっても良いお手本になると考えているからです。彼らの中には大企業をしのぎ、元気で活気にあふれる、根性ある企業がたくさんあります。 そんな意識を持って中小企業の経営に目を向け続けていると、ここ数年で彼らのビジネスの構造が大きく変化してきたように感じます。それは、中小企業の取引形態が「メッシュ化」していることです。メッシュ化とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、編み物やふるいの目のように細かく濃い密度で、相手と繋がっているイメージです(ちなみにネットという言葉だと、私にとってはより目が粗く、緩い構造を指す言葉のように思えます)。

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