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【東京市場】株式市場好転、円安水準での振幅
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19日の東京市場は、前日海外市場の流れを受けて円安水準で取引された。
日経平均は昨日の下げから一転して上昇、前日の米株式市場の上昇が新型インフルエンザ懸念を払拭した。
日経平均は輸出や金融株に牽引されて9300円台乗せまで反発した。
株式市場が勢い良く上昇した取引序盤にドル円は96円台後半へと上昇して、前日の高値を更新した。
ただ、仲値前には96円手前まで反落するなど96円台で売買が交錯した。
アジア株が堅調だったことから午後にかけても底堅く96円台前半での揉み合いが続いた。
クロス円も序盤に上昇した後、すぐに押し戻される動きとなったが、午後には一段と上値を広げる場面があり、円安水準での取引が続いた。
ユーロ円は130円水準がサポートされて一時131円台に乗せた。
ポンド円は147円近辺から148円台乗せまで上昇した。
それぞれ130円台後半、147円台後半に落ち着きどころをみつけて海外市場待ちとなっていった。
ユーロドルもクロス円に連動した動きとなり、1.35台半ば1.35台前半へと反落したものの、1.35台後半へと買い戻される値動きだった。
東京市場全般に序盤の動きを除くと取引はそれほど活発ではなかった。
本格的な動きはこの後のロンドン市場からとなりそうだ。
◆豪中銀総裁 豪景気に強気論示す 早朝にスティーブンス豪中銀総裁の発言が伝わった。
最近の経済情勢を踏まえた上で、今年後半から世界経済が回復を始めると指摘し、景気見通しに強気の見方を示した。
ただ、5月8日に発表された豪中銀四半期報告を概ね踏襲する内容となっており、目新しさに欠けていたことで市場は反応薄だった。
また10:30に発表された5月豪中銀議事録では、利下げの必要性に疑問、景気刺激策、豪州の需要を支えている兆候、豪州の金融機関は引き続き健全、経済情勢はアジアで明るい兆し、豪州の失業率は上昇する見通し、成長率は2011年までトレンドを上回らないだろう、などの内容だった。
しばらく政策金利を据え置くとのムードが伝わったが特段豪ドル買いの反応が強まる場面はみられず。
相場全般につれて円安・ドル安水準での上下動が続いた。
豪ドル円は73円台前半から74円台前半、豪ドル/ドルは0.76台前半から0.76台後半での取引だった。

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