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【NY市場】悲観的ムードも後退 ドル買い続く
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1日のNY為替市場はドル買いが優勢となった。
後半には円売り も見られた。
きのうはFOMC声明が期待したほど利下げ打止め 感を示さなかったとして、ドルは下落したが、金融機関への悲観的 な見方も落ち着いており、FRBは政策金利を当面据え置くのではと の見方も根強いようだ。
株式市場では、特段目立った材料もなかったが、朝の指標発表を 通過すると、金融株とハイテク株が揃って上昇を見せ、大幅に上昇 していた。
安心感から為替市場では円売りの動きも優勢になった。
きょうも原油が大幅に下落していたが、全体的に巻き返しの動きが 強まっているようだ。
きょう発表の米雇用統計の結果次第では、この 動きが一層強まる可能性も出てきた。
ISM製造業景気指数が発表され、市場予想を若干上回ったが、発表 直後以外は、特に大きな反応は見られなかった。
◆ドル円 買いの動きなお健在 雇用統計次第では105円再チャレンジも ドル買いの動きは優勢だったものの、その分欧州通貨やその他の通貨 への売りもきつく、ユーロ円やポンド円、カナダ円は大きく下落していた。
その様な中、ドル円はクロス円の売りに圧迫され、103円台での軟調な 動きも見られた。
一時103.60/70水準への下落も見られたが、10日移動平均線も、この 付近に来ており、強いサポートとなった。
市場の米経済への悲観的な見方も後退しているようで、後半になって 株価が上げを加速させると、円売りの動きが強まり、104.50付近まで 上昇した。
2日に米雇用統計の発表を控えていることもあり、それ以上 の上値追いはなかったが、底堅い動きを見せていた。
105円にかけては日本の輸出企業などの実需売りオーダーも観測され、 壁は厚そうだが、105円を試す動きは諦められていないようだ。
きょうの 雇用統計の結果次第では、105円を再チャレンジする可能性も残す動き となった。

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