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【東京市場】週末の流れ引き継ぐ、リスク回避色鮮明
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週明けの東京市場は週末の流れを引き継ぐ形で円高が進んだ。
ドル円は95円台を割り込み、94円台半ばまで売り込まれた。
クロス円も総崩れとなり、ユーロ円は127円付近、豪ドル円は70円台半ばまで下げた。
前場の日経平均は一時250円超の下げを演じ、ザラ場で9000円割れを記録した。
景気不安の再燃や新型インフルエンザの感染拡大で全般にリスク回避色が強かった。
◆ユーロドル低迷、景気不安が尾を引く 午前の取引でユーロドルは1.34台後半から1.34台前半まで売られた。
市場ではユーロ圏の景気悪化を不安視する向きも多い。
15日に発表された第1四半期の独GDPは前期比-3.8%と大幅に落ち込んだ。
市場予想は前期比-3.0%だった。
独GDPのマイナス成長は4四半期連続。
ウェーバー独連銀総裁は英FTドイツ版とのインタビューで、ECBの一連の政策は十分と追加金融緩和の必要性を否定する見方を示したが、市場では景気悪化を背景にECBに一段の金融緩和を求める声が強まっている。
◆第1四半期のNZ生産者物価、マイナスに転じる 早朝発表された第1四半期のNZ生産者物価指数は前期比-1.4%。
市場予想は前期比0.5%とプラスが見込まれていたが、2四半期連続でマイナスとなった。
原油価格や燃料価格の下落で伸び率は1977年の統計開始以来最低を記録している。
ただ、指標結果に対するNZドルの反応は鈍く、ドル円や他のクロス円に翻弄される形となった。

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