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米4月小売売上高、前月比0.4%減=2カ月連続減で再び低調に
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−4月のイースター休暇の効果見られず=消費者、貯蓄に走る−
【2009年5月16日(土)】 − 米景気の悪化に歯止めがかかる兆しを示す経済データが増えてきている。
商務省が13日に発表した4月の小売売上高(季節・営業日調整後)は前月比0.4%減と、3月の同1.3%減に続いて2カ月連続の減少となった。
今年の小売売上高は、1月と2月が連続して増加し、幸先の良いスタートを切ったものの、3月、4月と連続して減少。
昨年7月以降の10カ月間のうち、8カ月が減少となり、元の低迷に戻った格好だ。
市場では4月はイースター休暇で売り上げが伸びると期待、前月比0.1%増、あるいは横ばいと、少なくとも落ち込みは避けられると見ていただけに、失望感が強まっている。
3月の数値も前回発表時の1.2%減から1.3%減へと下方改定された上、前年比も4月は9.4%減。
1−4月累計でも前年比10%減と依然、大幅に落ち込んでいることから、個人消費の早期回復への期待を高めていた市場に冷水を浴びせる結果となった。
この朝方の同統計の発表直後、ニューヨーク株式市場では株式先物が下落、景気見通しが悪化すると買われる米国債の価格が上昇している。
結局、13日のダウ工業株30種平均は、前日比184.22ドル(2.18%)安の8284.89ドルで引けている。

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