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【東京市場】様子見、NZドルは下落
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週末の東京市場は様子見が優勢だった。
ドル円は95円台後半から96円台前半、ユーロ円は130円台半ばから131円台前半で小動き。
前半は海外市場の流れを引き継ぎ円安に振れたが、後半は円安の動きが一服した。
ゴトウビ特有の仲値に絡んだ思惑、米財務省による保険会社への公的資金注入など比較的材料は豊富だったが、為替市場では目立った動きは見られなかった。
株式市場では日経平均が150円超の上昇を演じたが、円売りには結びつかなかった。
個別ではNZドルの下げが目を引いた。
早朝発表された小売売上高の悪化が嫌気され、NZドルは午前の取引でほぼ全面安だった。
◆NZドル下落、小売売上高が予想外の減少 早朝発表された3月のNZ小売売上高は前月比-0.4%と予想外の減少を示した。
事前の市場予想では前月比0.5%とプラス成長が見込まれていた。
同時に発表されたコア指数が前月比0.5%と予想を上回る増加を示したことで、発表直後は売買が交錯したが、NZの金利先安感が強まる形で次第にNZドル売りが進んだ。
NZドル円は57円台前半から56円台半ば、NZドル/ドルは0.59台半ばから0.5900付近まで下落した。
IMFはNZの大幅な金融緩和は適切、追加利下げには根拠がある可能性と指摘していた。
今週13日にはNZ中銀のスペンサー副総裁が追加利下げの可能性を示唆していた。
◆米財務省、保険大手6社に公的資金注入 米財務省は保険大手6社に米金融安定化法(TARP)に基づく公的資金注入で合意したと発表した。
資金注入対象となる保険会社はプルデンシャルやハートフォードなど。
先月から保険会社に対する公的資金注入についての報道は出ていたが、ようやく資金注入にゴーサインが出る形となっている。
ハートフォードは最大34億ドルの支援を受ける見通し。
なお、米生命保険最大手のメットライフは公的資金注入は不要との見方を示している。

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