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【NY市場】株反発でショートカバー強まる
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14日のNY為替市場はNY株式市場が反発したことから、為替市場でも、ドル円、クロス円はショートカバーの動きが強まった。
きょう発表された新規失業保険申請件数は予想以上に悪化、雇用情勢の低迷を示す内容となり、好材料は無かったものの、株価は値ごろ感からの買いがハイテクや金融に入っていたようだ。
この動きを受け、為替市場でも、ドル売り・円売りの動きが強まった。
ユーロ円は130円台を回復、ポンド円も145円台を回復している。
ドル円は上値でのドル売り圧力があったものの、円売りが勝った格好。
◆ユーロドル レンジ内に戻す 次のアクションが重要 ユーロドルはNY株価反発を受けて、一時1.3660近辺まで上昇した。
今週に入って、概ね1.3550から1.3700の間のレンジ相場が続いているが、きょうは下限の1.3550水準はサポートされた格好。
1.36を挟んだ水準が、短期的には居心地の良い水準との指摘も聞かれる中、上下どちらの方向に放れるか、次の大きなアクションが重要になる。
現状では上と見ている参加者が多い印象も。
◆ドルカナダ 10日線付近に下落 ブレイクできるか注目 NY株価反発を受けて、カナダも買い戻しが優勢となった。
今週に入ってのカナダの利益確定の動きにより、ドルカナダは10日線の上を回復していた。
一時、1.1790近辺まで上昇する場面も見られていたものの、再び10日線に接近してきている。
本日は1.1675近辺にあり、ブレイクできるか注目も。
原油がプラスに転じたことも、カナダのフォローとなっていたようだ。
◆ジョーダン・スイス中銀理事の発言でユーロスイス上昇 序盤にユーロスイスが強含む場面があった。
1.50台半ばから1.5090近辺まで一気に上昇。
スイス中銀のジョーダン理事が「スイスが対ユーロで上昇するのは好ましくない」と述べたことで、介入警戒感が強まった。
ユーロスイスは3月にスイス中銀がユーロ買いスイス売りの介入を実施、1.46台から一気に1.54台まで上昇していた。
その後は緩やかにスイスの買い戻しが続いており、1.50台まで戻している。
また、ジョーダン理事は、スイス中銀は債券市場でカバードボンド(担保付き債券)を購入していることも強調していた。

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