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米金融株とドル円
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出所 Bloomberg
こんばんは。
13日の海外市場では、*米小売売上高の悪化をきっかけに米国株式が下落。
(4月の米小売売上高は前月比0.4%減少と、3月の同1.3%減に続いてマイナス)。
これに呼応してリスクアセット通貨の利益確定売りを呼びクロス円が急落。
ユーロ円は129.61円、豪ドル円は71.77円に。
イギリスのインフレレポートの発表も加わったポンド円は、144.21円までと約4円急落。
ドル円は4日連続の下落となり4月28日の95.62円をも割り込み、95.30円でNY市場は終了。
NY市場では米金融株が下落したことにより、再びリスク回避の動きが強まり市場には円高派が徐々に台頭。
(ドル高、円高派)。
ただ昨晩のレポートでもふれましたが、豪ドルやキウイを中心としたリスクアセット通貨がドルに対して短期間で4〜5%も上昇していましたので、ある程度の調整はやむを得ないといったところ。
微妙な位置にいるのがドル円。
このところのドル円のコアレンジは、95円〜100円。
新型インフルエンザ騒動の時(4月28日)に示現した安値(95.63円)をあっさりブレイクしたドル円は、現在も95.40円レベルで軟調推移。
マーケットの噂では95.00円にバリアがあるという噂ですが もしこのバリアでサポートされているのであれば、戻しも限定的になる可能性が。
添付図は、*BKX指数のチャート。
米金融株は三日連続で下落。
仮に今晩も米金融株が下落するようであれば、ドル円は95.00円をクリアに割り込み シンガポールの友人が言っているように5月中に93円台という予測が現実味を帯びてくるのですが、さて。
*BKX指数(=(フィラデルフィアKBW銀行株指数)という銀行株指数)

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