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【NY市場】ドル買い・円買い 期待感に対する調整の動き
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13日のNY為替市場は円買い・ドル買いの動きが強まった。
朝方発表された4月の小売売上高が予想外に弱かったことをきっかけに、景気底打ち期待からの動きに対する調整の動きが強まった。
株式市場でダウ平均が一時200ドル超下落するなど株安が進む中、円買いの動きが強まり、ドル円はストップを巻き込んでサポートラインをブレイク、95円台前半まで下落した。
ユーロ円、ポンド円も同様の動き。
◆踊り場に きょうは期待感に対する修正の動きを強めた。
米企業決算、ストレステストを通過し、先行きに対するセンチメントは改善してきているのの、足下の実体経済は、なお厳しい状況が続いている。
センチメントの改善が実体経済に反映され、数字となって現れて来るには、ある程度の時間差があり、仕方がないとは理解しながらも、ここは一旦調整したいという雰囲気が強かったのだろう。
次の展開を探る踊り場に入っているものと思われ、弱い動きだったものの、ネガティブな見方からクロス円などを売り込みに行く動きではない。
あくまで、調整の範囲であることは留意したいところ。
◆ユーロドル軟調も、レンジ下限は維持 ドル安期待根強い 景気底打ちへの期待感も一服、各金融市場は調整の動きに追われた。
為替市場では、ドル買い・円買いの動きとなっており、欧州通貨や資源国通貨は売り優勢の展開。
ユーロドルも東京時間の1.37台から一時1.3770近辺まで下落している。
しかし、今週に入ってからのレンジの下限は維持。
きょう発表された米小売指標は弱い内容だったものの、市場の景気底打ち期待は強く、今回の動きは調整の範囲内であり、ドル売り・ユーロ買いが復活すると見ている向きも多い。
また、巨額の財政赤字、それに関連して一部報道で伝わった米国債格下げにまつわる憶測などもあり、ドル安に対する警戒感も根強さの現れなのかも知れない。
◆資源国通貨弱い動き 利益確定売りも激しい 豪ドル、カナダといった資源国通貨の下げが激しい。
きょうは英中銀インフレ報告を受けて、ポンドが弱い展開となっているが、そのポンドに対しても下落している状況。
景気の底打ち期待、そして、商品市況の戻りとともに買いが強まっていただけに、その分、激しい利食いに押されているようだ。
豪ドル円は東京時間の74円台から71台に下落、21日線の水準まで、一気に下落している。

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