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【東京市場】米国債格下げ観測が話題に
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13日の東京市場は英FTが報じた米国債の格下げ観測が話題となった。
早朝はこのニュースに反応する形でドル売りが先行した。
ドル円は96円台半ばから95円台後半まで売られ、ユーロドルは1.36台半ばから1.37台前半、ポンドドルは1.52台半ばから1.53台前半まで買われた。
市場ではドル円で米国債の償還に絡んだ円買い観測も出ていた。
◆米国債、トリプルA格付け失う恐れ 英FTは格付け会社ムーディーズの警告を引用する形で、米国債がトリプルA格付けを失う可能性があると報じた。
医療費や社会保障費の増加が米国の財政を圧迫しているという。
12日に発表された4月の米財政収支は209億ドルの赤字と、4月としては過去最大の赤字だった。
今会計年度(08年10月-09年9月)の累積赤字は8023億ドルとなり、過去最大の水準となっている。
ただ、海外の有力格付け会社はいずれも米国に本拠地を有している。
経済的な影響を考えると、直ちに格下げに踏み切るとは考えにくい。
◆後半は円安に振れる 東京市場後半はドル円、クロス円とも円売りが優勢だった。
日本株やアジア株が持ち直したことが背景。
香港ハンセンは下落して始まったが、石油株主導で上昇に転じた。
石油株については原油高で業績回復期待が出ていた。
ドル円は96円台半ばまで買い戻され、東京市場前半の下げを打ち消した。
ドル円の反発局面ではクロス円も円安方向に振れている。
ユーロ円は132円台前半、ポンド円は148円付近まで上昇した。

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