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規模縮小しかない鉄鋼帝国(FINANCIAL TIMES)
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- 鉄鋼世界最大手アルセロール・ミタルのラクシュミ・ミタル会長と緊縮経営とは、あり得ない組み合わせだ。 このインド人起業家は大胆な買収戦略により、15年間で製鉄所の国際網を作り上げ富を築いてきた。主要株主でもある同社の鉄鋼生産量は世界の10%を占め、2位の3倍の規模を誇る。 ところが世界同時不況が本格化し始めた昨秋以降、鉄鋼産業の見通しは、日増しに暗くなっている。 鉄鋼を取り巻く環境の悪化により、専門家の中にはミタル氏はその広大な製造網に大鉈を振るうしかなくなると見る向きがある。それは5大陸の数十カ所の製鉄所及び加工事業に及ぶ。 景気後退で同社の株価は昨年6月から75%急落、同氏の持ち株価値は600億ドル超から約170億ドルに減った。

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